小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

リアリスト

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最近...「神の思し召し」という言葉が気に入っている。

「しょうがない」....に通じるものがあるのかもしれないが....

”投げやり”ではなく”前向き”に捉えている....つもりで。

 


諦める場合の「かっこうの言い訳」かもしれない。

それでも...「それ以上の被害」を防いでいたりしてくれているように思える時は少なくない。

 


何度も忘れ物に気がついて、自宅に戻ることを繰り返していたらば....

いつもの道で大きな事故があったりとか....

あまり出かけたくない飲み会に出かけたらば懐かしい友に出会えたりとか....

 


リーマンショックの時に諦めていた到達年を超えて1年になった。

妙な言い方だけど....ここまで生き延びるプランはリーマンショック時には「考えられていなかった」わけだ。

なので1年余分に生きられている感じがある。

 


まだそんなところで恍惚としている年齢じゃないんだが...

それぐらい「有り得ない」と思っていたのも事実。

 


だからなのか?切り返すには少し早いような気がするにもかかわらず....

「これまでとは違った生き方」への路線変更を促す事態が手を変え品を変え次々にやってくる....ように思えている。

そう、あたかも神様も勧めているように。

 


「下り坂」への決意もその一つなんだが、どうやらそれではまかないきれない....逃れられない?....選択の決断の時期が近づいていると感じている。

いや、決して悪い事態でもないのだと思う。

思わなくてはいけないと思う。

 


何度も書いてきているが、人間には寿命がある。

最近やたらと人生100年と言うが、少し無責任な表現だ。

「今のまま」が100年続くはずがないのに。

 


逆算すりゃわかる。

わずか70年前は戦争をしていた国が....

100年間の”安心”をどうして語ることが出来る?

かましいにもほどがある。

 


そう、あの戦争とて、無かった上でのように語る者が続々と出ている。

老いぼれるということだけでなく、時代の進行が追い抜いて行く。

 


「90歳を超えてもこーんなに」

と大袈裟に取り上げているんだが....

悪いが”現役”とは全然違うじゃねーか。

お世辞だけじゃなく、賛美も含めて「こーんなに」と褒め称えてくれているんだろうが.....

それは”事実”じゃない。

砂漠の中に見える幻想のオアシスの水が「美味い」かのようなことを言っているに等しい。

 


そんなことを言ったら身も蓋もないのかもしれないが....

”事実”ではないことを盲信してロクな結果になることはない。

耳に優しいロマンチックやファンタジックは覆い隠せない冷酷な現実の前じゃあ刃になる。

それでも理想に固執して、現実社会に対応できない人がどれだけ居ることか....

 


俺はまだ”現実を”生きている...つもりだ。

大して楽しくない毎日どころか、嫌な場面が毎日毎日登場もするんだけれども....

とりあえず呼吸は出来ているし、手の感触もある。

だから、こんな現実でも対応していかなきゃと思えている。

 


こういうのをリアリストと言うのだろうか?

が、自分じゃそんなの「世のお父さんとして超当たり前じゃん」としか思えない。

俺のロマンチックな自慢話で家族は生きていない。

俺の稼いでくる金で飯食って生きている。

 


そこから....

でしかない。