小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

敬老パス

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生き物なんて皆そうなんだろうけど...

姿・形が似ているだけで...生き様、寿命もけっこう”それぞれ”だ。

 

プロのスポーツ選手しかり。

”現役”の時に素晴らしい人も居れば...

現役時代はぱっとしなくても、その後の解説者時代やコーチ時代に輝く人も居たりする。

役者もそう。

年齢を重ねてからのバイプレーヤーで花開いたりする。

 

なので...「セカンドステージ」という表現には抵抗感がある...ものの...

一方では”生き物”の現実問題として「死」にも”より”近づいた年齢にはなっているわけで...

ましてや”健康”で活躍出来る期間が何十年もあると自惚れているなら「やり残したことばかり」にもなってしまうだろう。

 

「ゴール」としたところを迎えたのも事実。

が、通常言われるような「引退」にはほど遠く...むしろゴール以前よりも忙しい日常だ。

 

ただ...それも、「今のこと」に対処してばかりでもない。

こんな年齢でも「未来への備え」をしている...つもり。

 

自分の描く未来は毎度そんなに明るくない(笑)

椅子取りゲームの様。

ましてやこの歳ともなると...残りの椅子が2つずつ取られているかのよう。

焦ってもいけないが...のんびりもしていられない...と。

 

中年になるまでノンビリ暮らしてきた自分は、そんな社会の実態に気が付いていなかった。

よく言う20年前頃だ。

アレ?なんか?オカシイ?

そこから感じるようになった”この感覚”。

あまりにもボーッと過ごしていると...

 

あと一つしか残っていないの?

 

になる。

 

「あんなにあったのにな~」

と思いたくないからいい歳こいたのに...自分の尻を叩かなきゃならない始末。

 

ただ...これはもう仕方のないことかな?と...

誰もに穏やかに過ごせる「敬老パス」が届くわけでもないんで...(笑)