「金色に輝く景色を見た」からといっても....
その後に....金銀財宝がやってきたということもないし...
出世もなかったし...
素晴らしい出会いが訪れたということもない(笑)
いやいや、むしろ...
その後は楽しくないことや面白くないことばかりだ。
そして今日のコロナ騒動に至っているのだから...
あたかも下り坂の日本同様自分の人生も下り坂だと言うほどに、だ。
ただ...こういった境遇が...
かつては本当に嫌であり、相当に苦しみ、悩んでいたけれども...
その景色を見た以後は...
行き詰った時に....妙にさわやかな敗者になっていたりする。
「まあしょうがないかな?」とか。
古い話だけれども...
「あしたのジョー」の最終場面が好きで....
真っ白に燃え尽きたジョーは...
「笑っていたんじゃないか...」
と思えるようになったのもそれから。
三振した後にマー君は「笑った」ように見えた....
悔しさや悲しさが出てこない。
意識してそんなこと出来るはずもないので、自分でも不思議なんだが....
まあ一つには歳を取ったということもあるんだろう。
今更どうしようもないことも多い(笑)
そしてこれを神様からのプレゼントだと思うなら...
「これからの人生は大変なことばかりだ。でも人生は捨てたもんじゃない。最後にその証拠を見せよう。」
と、金色に輝く景色を見せてくれたんじゃないかと....
勝手に思うようにしている(笑)
残念だけれども...「大志なんていらねえ」と、クラーク先生に逆らって生きてきたためにか....
大樹にはなれなかったようだ。
いや、むしろ柳のように軟弱な奴になってしまっているようだ。
でも...むしろ...そうであっても...「折れにくくなっている」んであれば...
あんまり凛々しくはないんだけど...
「それも、ま、いいか」(笑)
と。