小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

生きている実感

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そしたらコロナだ。

 

「あともう少し...で...」スルリ

に見事なタイミングでなっている。

 

でも...これが哀しいかな自分の人生の主たるパターンだ。

何度も、何十回も、そう。

だから妙に慣れてもいる。

 

今回もウイルスだとは想定していなかったが...悪い予感...はしていた。

いや、悪い予感というよりも、「ゴール前の毎度の予感」ぐらいに...

それが当たり前の心境になっている。

順調じゃない人生ばかりだと哀しいもんだ(笑)

 

最初はこれでも惜しんだ。

悔しがった。

 

けど...何十回ぐらいかは繰り返すとわかってくる。

例え”ほんの一瞬”の出来事であっても...

絶対に過去には戻れない。

残念だけれども...どんな不幸なことでも...「無かったこと」にはならない。

やり直すことは出来ない。

 

努力は...未来に向かってでしか実を結ばない

 

これらは「ヨーダ先生の教え」と同等ぐらいの自分のセオリーだ。

 

だからあんなちっぽけなウイルスであっても...

”今の時点”じゃあ...「広めてしまったので」...粛々と対峙するしか人間には手段はないと思う。

 

こんな状況なので...

「三か月後までに達成するはずだった目標」は、すでに前倒しでクリアしていたのに....

それもパーになった。

ダブルパンチ!

 

でも、それも残念だけれども...仕方のないこと。

自分じゃコロナから自分の身を守ることさえ出来るか出来ないのかもわからないというのに...

社会情勢や経済情勢を変えることなど出来やしないのだから...

 

あと少しで...砂山が完成するところで崩される。

もう少しで...勝てたところで...逆転されて負ける。

 

そんなことの繰り返し。

 

七転び八起きとか...

10001回目には...とか...

そんな歌詞のような言葉とは無縁の人生だ。

そんなお美しい言葉に誰しも希望を感じると思うなよ、と、思ってしまう哀しい性が身についてしまっている。

多分...10001回目にも...「俺は...負けてしまうタイプなんだろうなぁ...」

と想像すると...少し笑ってしまう...ぐらいに。

 

でも、とりあえず、立ち上がる。

どうしてだかなんかわからない。

 

多分...歯向かいたいのだ。

誰かに。

何かに。

 

よくわからないけれども...

歯向かい続けていたいようなのだ。

ひょっとしたらば...それによって...「生きている実感」が、感じられているからなのかもしれない。

 

マゾかも。