小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

「やれば出来る子」の行く末

f:id:okutavianus:20201025165326j:plain



 

自分で言うのもなんだが...

本当によく仕事をするようになった。

人との比較は正しくないかもしれないので、あくまでも「過去の自分」に比べて。

 

別に望んだわけでもないし、前向きになったわけでもない。

ごく自然...というよりも、いつの間にかここに追い込まれた...カンジ...で(笑)

 

かつては「遊びの方」を重視した、いかにも...の”5時から男”だったので、仕事嫌いではなかったけど...

「仕事ばかりの毎日」にはならなかった。

なので政治家の政策秘書のような365日24時間滅私奉公型の仕事は信じられず...

「なりたい職業」から一番遠い存在だったんだけれども...

こんなに仕事だらけの人生になっているならば...

いっそその方が頑張り甲斐もあったかな?と思えるほど。

 

それでも案外嫌じゃない。

多分...新鮮なんだと思う。

そんなにも頑張っていなかったので(笑)

職業変わったわけでもないのに...見えてる景色が違ってきたかのようで。

 

意外なことがたくさん起きた。

仕事が忙しくなると...自分の自由な時間が奪われて...もっと嫌かな?と思っていたけれども...

案外”逆”で、「もっとやれるかな?」になってくる。

 

もちろんそれは簡単じゃないけれども...

「どうしたらもっとやれるかな?」

ぐらいは考えるようになり...それが習慣というか...クセにもなってくる。

 

「予習・復習」なんて...気持ち悪いほどの「勉強マニア」の領域だと思っていたけれども...

似たような習慣を必要としてくる。

本場の仕事...のための...”準備”だったり”スケジューリング”だったり、”反省回顧点検”だったり...

それらが多すぎて頭に入らなくなると...書き出してのメモにしたり...と。

本仕事以外の作業の増えたこと。

 

でも...それによってたしかに...「漏らさずもっとこなせるように」なっている。

 

テレビも新聞もネットも見る時間はかなり減った。

というか...もう丁寧には見ていられない(笑)

なので、生活のリズム自体がいつも急いでいるようになって...

そのデメリットというかリスクは痛感しているから...ここでも頻繁に書いている。

 

「焦らない」「急ぎ過ぎない」

 

は、毎日、毎分のように自分に言い聞かせる言葉になっている。

 

以前、かなりマッタリした生活だった頃...

頻繁に「癒されたいなぁ...」と思っていて...

「癒やしの場」も積極的に開発して

しょっちゅう癒されていた...

にもかかわらず...もっと癒しを...もっともっと癒しを...の...

結果「癒しまみれの生活」になり...一体どこで頑張っているのやら...

だったから...

癒やされているのに...何故か不安がぬぐい切れなかったのは...

本当の自信やら、開き直りやらが無かったからかな?とは思う。

癒やされる...ではなく...怠け切っていた...ということを...一番知っていたのは”自分”なんだろう。

 

もちろん今もそこまでの自信はないけれども...

これ以上頑張れと言われてもだね...

という状態ぐらいにはやっているつもりなので...

「ふとんに入れば30秒」

で寝てしまうんだろうとは思う。

大体毎日もう...「これ以上は考えられない、作業出来ない」ぐらいになってふとんに入っている(笑)

 

かつての...「やれば出来る子」は...

「やってみたらば大して出来なかった」ので...

観念して...

「毎日目一杯やるしかないのか」

と。

 

その自分設定の努力の”上限”も低いんだろうけど...

「ま、やるだけやってるんで、これ以上は頑張らなくてもいいかな?」と...

安心して眠っている。

 

もちろん朝まで起きることはない(笑)