小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

残された時間は多くはない

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便利な時代にもなった。

貧困などとも揶揄されるが.....

途上国に比べたら、畏ろしいほどに....まだまだ豊かだ。

オリンピックどころじゃない国々は....山ほどある。

なんせ「100年生きてしまう心配をしなさいよ」ってな妙な自慢をする国だ。

 

そんな国に居て....

いろいろと考えてもきたんだけれど...

それでも結局は....

「残された時間は多くない」

が、キーワードだと思う。

 

そんなに長生きすると言われているのに....

現実の俺の身の回りには90代は居ない。

いや、居るのかもしれないけれど....

「見ない」

それが現実だ。

 

いや、身の回りだけじゃない。

著名人がよく死ぬのか?

著名人が多くなって死んだ情報が増えたのか?

毎日のように、誰それが死ぬ。

が.....

100歳....なんて聞いたことがない。

大抵....

70代、80代だ。

 

なんせ厚生労働省だ。

ひょっとしたらば統計データに都合の良い数字を利用したりは.....

していないだろうね....

 

もちろん”嫌み”なんだけど。

 

普通にあたりを見回せばわかること。

100歳以上がウロウロしているわけじゃない。

居るのかもしれないけれども....

自由にはなかなか歩きまわれないんじゃないだろうか?

 

自分じゃ若いつもりでいるけれど....

いつしか老眼鏡のお世話なる毎日だ。

レーニングの負荷も若い頃のようなものには耐えられない。

そのうち老眼鏡どころか杖や車いすのお世話にならなきゃならないんじゃないのか?

 

「人生100年時代」は「アンチ・エイジング」と同じこと。

効果なしとは言わないが....

掛け声や気力だけで自然現象が逆転するものじゃないだろう。

 

それこそ....

「頭を冷やしたらどうだ?」だ。

 

人間は生まれた時から死に向かっているのは当たり前なんだけど....

老化しているということは、

さらに死は近づいても来たということだ。

アンチだ、100歳だ、の掛け声が無駄だとは言わないけれども....

現実を受け入れる覚悟は誤魔化しておきゃいいのか?

 


・人間いつかは死ぬということ

・まあ大体にも日本人男性の平均は81歳で死ぬということ

・そして誰にとっても一日は24時間しかないということ

 

これが厚生労働省ではない俺の知っている現実。

俺が100歳まで生きようとしても、老化に逆らおうとしても、

死ぬ時は死ぬし老ける時は老ける。

 

ならば...

これからの人生は....

100歳までもあると思うより....

「限りあるものだ」

「死だってさほど遠いものじゃない」

という覚悟を持っていた方が

時間を無駄にしないってなもんじゃないかと....

思うわけだ。