小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

意識低い系

 

 

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3年前どころか10年前からも....

今現在の仕事が駄目になったなら....

金を稼ぐことからはすっぱりリタイヤしようと目論んでいた。

 


もともとは....

黒板五郎派だったからだ。

”仕事が嫌”ということではなかったつもり...だったんだけれども....

アホみたいに収入へのこだわりはなかった。

 


が、当たり前だがその後さまざまな場面で思い知らされることになる。

 


生息地域はとりあえずの都会。

キタキツネは出やしないし、お隣さんから頂き物をするとか、施しを受けるような風習もない。

黒板五郎的生活を送るには無理がある。

 


それでも.....自家発電だの、石の風呂だのまではほど遠くとも....

「仕事や金より大事なものがある」

とマジに傾倒してきた。

 


が、それはあまりにもTVの世界に入り込んでいたというだけのこと。

豪雪もない代わりに富良野でもない。

 


中ちゃんの苦悩が少しわかった気がした。

俺は....主人公には成れない立場であり、金を稼がなきゃならない立場だった。

それは....俺以外の人のためにも....

 


もともとがそんなんだから

何回も繰り返してきた事態なんだけど....

今回は仕事の継続に赤信号が灯り、具体的に計画を煮詰めてみるなら....

仕事は別に変わっても良いんだけれども....

「金は稼がないと」生きて行けないという....いつも通りの「当たり前のこと」を再確認した。

 


アホじゃないかしら。

どんだけお気楽な計画だったことか....

もし....「黒板五郎になろうと....」早めに辞めてしまったならば....

えらいことになっていた....

 


従って現時点じゃあ....

苦しくとも継続できる道があるのなら....

諦めてしまうよりも、まずはそちらを優先したい。

いや、しなければ。

 


それでもさらにダメだというなら....さらに削れるものを削ってでも....最後の最後までの継続を考えている。

思いっきりしがみつく。

 


それでも、これでも、どうにも駄目なら....

それはもう駄目なんだから諦める。

諦めるしかない。

 


ものすごく粘ろうとしているようだけれども....

それは時間軸にハメた時にはどうだかわからない。

3か月後にはもう諦めているのかもしれないし....

なんのことはない10年後になっているかもしれない(まあ、それはほぼないと思うけど)

 


スポーツ選手の「引き際」は様々で....

「自分ならどんなんだろう?」ってな想像してみたこともあったけれども....

みっともない姿をさらしたり

苦しみもだえる時間を増やすのは嫌だったので

きっとアッサリ派だと思っていた。

実際転職なんて異常なほどのアッサリ派で周囲を驚かしたぐらいでもあって....

その後の後悔どころか、「ヨカッタ」と思ったほどだったんだが....

 


その自分が、これからの道には....

意外なほどにアッサリ派ではない。

自分なんかと比べちゃ失礼だろうけど....

山本昌広イチロー三浦和良....

ファンとしてはさほどに興味が無かった人達なんだが....

なんだか急に尊敬の念が沸いてもいる。

身勝手で申し訳ない。

 


「みっともないのは”選択”じゃなく、その後の自分の姿勢だろ?」

三浦和良は言いたいかのように、練習だけじゃなく、オシャレに、体作りに、話し方まで

若い頃に比べ格段に努力をしているように見える。

 


それに比べたらうんと意識が低い自分。