小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

START

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”行動”を開始した。

”契約書”まで交わしたので....もう....

「忙しくて出来ない」...も、

「ハードルが高くて出来ない」...も、

「切なくて出来ない」...も、

許されない。

 


小心者だ。

小心者ゆえに....

ものすごく慎重に考えているつもりだけれども....

最後の最後はジェダイの戦士のように....フワっと....

飛び降りてしまう。

 


今、ちょうどそんな時。

 


が、「やらかしちまった」....とは思っていない。

むしろ精神も肯定的で...

ふんぎりはついている。

 


ただ...イマイチ体も脳みそも重いのは....

ここまで考え過ぎてきて疲れているのか?

これからの膨大な作業が加わる日常に気が重いのか?

思わぬ台風の襲来の気圧の変化によるものなのか?

よくわからないが....

これで「2連休」を余儀なくされるので....

今週末は少しノンビリ気味に過ごそうと思う。

 


ってなことをあまり考える方ではなかったんだが....

歳...というよりは....もう十分に疲れてきたのかと思う。

 


あまり、自分を甘やかしたくはないんだが....

平日はおろか週末でさえ....「今日はこうして、次はこうして、それで時間が余ったらば....」ってな人生は....気がつきゃもう30年になる。

 


”ノンビリ””マッタリ”することは、トロピカルブームの世代ゆえに、嫌いじゃなかったはずなんだが....

DROP OUT の経験から....無意識の根底にも「成り上がりたい」まで行かないものの...「回復したい」ってな意識が続いていたようだ。

 


念願の「回復」が出来ているのどうかは知らない。

が、親の介護や家族の大病で人生に大きな舵取りが要求される人も居るのだから

自分の、ここに来ての、決断は決して珍しいものではないだろうし、早過ぎるものでもないとは思う。

 


たしかに....暇も与えずあれもこれもと手を出してきたおかげで....

物心ともどもたくさん所有保有出来ているとは思うんだが...

振り返ってみれば...やっぱり小学校の時のプラモデル作りと同じで、”たくさん””早く”作ったのだけれども.....

どれもこれもに丁寧さはなく....あっちこっちにボンドがはみ出して、透明でなければならない窓まで曇っていて...

不出来な物ばかりを身にまとっているような姿かと思える。

あたかもハウルの動く城のように。

少し...笑ってしまう。

 


かといって今更分不相応な格好の良い城を望むものでもないんだが....

もう少し....「違う考え方」「違う生き方」「違う時間の使い方」ってのもあるんじゃないかと思えてきている。

 


旅行とて、付き合いで仕方なくというのを除いたら、自発的になんて出かけることもなくなっている。

”観光”とか”景色を見る”ということを重視しなくなったからだ。

そんなことよりも....

何かを得るために、何かを増やすために、

そういうことに時間は使うべきだと、自分に求め続けてきたと思う。

 


今日のような突然の雨の日にも、「やることがない」という日はない。

いや、「雨の日に」という仕事がストックしてある(やりきれずに残っているというのが正しい)ので....結局のんびり過ごす日はない。

 


よく例に出す野球のピッチャーで言うならば....

試合に勝つか負けるかということよりも....

三振の数にこだわってきたというか...

三振さえ取れているならば勝ってきたような錯覚にとらわれていた30年だったようにも思う。

それを”充実”のように錯覚して。

 


「下り坂」という、これまでとは真逆の道を想定してみたらば...

”たくさん””早く”の生き方では.....

「気がつかなかった」「間違っていた」「得られなかった」ってものも少なくはないと思えてきた。

 


そしてまた....「暇を与えない生活」も、さすがに30年も続けていると.....

同じスピードでは生きられないほどに歳も取ってきた。

 


いろいろな意味で「変わり時」....というよりも.....何もかもが「変わり時」を示唆していると感じたから....のSTARTなんだろう。

 


だから....最初は「早過ぎるかも?」と思っていたのが....「少し時期を逸したか?」ぐらいにはなっている。

 


さあ、どにもかくにもSTARTは切ったものの...

これはこれでどうにも大変な入り口に立ってしまったようで.....

まあ、それは今後考えて行くとして...

とりあえず今日はここまでに。