小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

コーチングシステム

 


”行動”と言っても....

遮二無二斬って斬って斬りまくれば....いいってもんじゃない....だろう。

 


よく例に例えられるけど....海図を持たない航海は、運よく”未開の地”に辿り着くこともあるかもしれないけれども....

燃料を浪費して遭難するのがセオリーだ。

そのメカニズムはよくわかる。

 


さらには哀しいかな自分は、”努力”と言えば....大リーグ養成ギプスをはめ、うさぎ跳びをし、夕陽に向かって走った年代....

おまけに叱咤激励は体罰だ(笑)

 


というところでスポーツコーチングとは無縁のところに居たんだが....

昨今のその領域の活躍には感心させられている。

 


当たり前だが、どれだけ優秀な機能を身につけた選手であっても、「外からの目」は持てない。

不安にもなるなら、それを打ち消そうとして独りよがりにもなる。

 


身体的機能の検証は映像解析技術の進歩によってかなりリカバーされるようにもなっただろう。

ビデオを見ながらの自己反省も可能だったりする。

 


じゃ、「心の中」は?

 


メンタルがスポーツの成績に影響することはもはや当たり前として知られている。

大坂なおみや渋野日向子の戦いっぷりはそれが良くわかる気がして面白い。

 


いや、笑っている場合じゃない。

彼女らのような「世界一」に輝いたアスリートでさえそうなのだから....

凡人の自分らなど、どんだけのメンタルを持っているのかということだ。

 


ちょっとうまく行かなかっただけで簡単に挫折し、少しうるさいこと言われるとすぐにふくれて、ほんのお世辞なのに舞い上がり、低気圧が近づいてきただけで怒りやすくなる....

そんなマインドコントロールしか持たない凡人で大丈夫なのか?ということだ。

 

 

自分にもサーシャ・バインのようなコーチがついてくれるなら....

その「外からの目」で素直に行動修正や思考修正が施せるのかもしれない....

 


が、まずもって招へいする金がないし、あったとしても来てくれるはずもない。

コーチに来てくれそうなのは、どうせ”教えたがりの知ったかぶり”だ。

 


そんな奴に教えられるぐらいなら....

もう一人の自分を自分のコーチにしようかと....

効果は?だけど...(笑)

 


いや、どうせ親の言うことも、教師の言うことも、先輩のご指導も、聞いてこなかった自分なので、ある意味慣れているっちゃあ慣れている環境なんだが....

こうして回顧してみると....

思っていたよりも自惚れやすい性格であり、

しかもそれは大嫌いな父親もそうであるようで...

ってことはDNAかいなってことなんだろうから....

 


もう一人の自分に厳しく見てもらわないといけない。

 


というわけなのだ。