そう....
”父親”という名称を用いつつ....
「自分のこと」を書いているわけだ。
ここは自分でも未知の領域なんだけれども....
小さな頃から父親に嫌悪感を抱いていたことだって....
そこに....
「自分の醜悪さ」
を見るからであって....
まだ、そんなにややこしい内面的な探求の出来ない年齢であっても....
なんとなくの
「気持ち悪さ」
を感じたからかもしれない。
実際父親は幼い頃の私をよく罵倒した。
それとて....
逆に、私を見て....自分(父親)の内面が滲み出てしまっているような性質や行動が
逆上するほどの恥部のように思えて....
”自分で自分を殴り殺したくなるほど”....
だったのかもしれない...
なんとなくに....
わかる。
多分.....それがDNAってなもんなんだろう...
父親を反面教師とした年齢は早かったので....
「父親似」なんかである”はずがない”
と思っていた。
姑息で卑怯で小心者な父親に比べたら.....
随分と堂々としていて、努力家で、精神的にも強い人間を目指していたし....
おそらく....父親にもそう見えていて....
父親は私の前では....自分(父親)を恥ずかしがっている。
思春期の頃に立場が逆転し、ずっとそんな関係が続いていたので....
私自身もそう思い込んでいた....
が、それは大きな”錯覚”だった。
こうして、
ちゃんと、
考えてみると....
DNAは.....そんな簡単に書き換えられるものじゃないということは....
よーくわかる。