小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

反面教師’S

 

 

父親以外にも反面教師はいるので....

複数の反面教師に師事しているということになる。

内緒にしていてすいません。

 

あまり褒められる方法じゃないとは思っているんだけども....

「自分をわかやすく説得できる方法」として重宝させて頂いている。

 

それこそ聖人君子でもない自分には...

「律する」

とか

「正す」

なんて作業はなかなかにおこがましいし....高尚過ぎて判断に追い付かない....

 

その点...反面教師たちは実に”わかりやすい”のだ。

こんなアホな脳みそにも。

 

あたかもドラマや映画のようにビジュアルを添えて....

不幸への道程を見せてくれる。

 

厳しい世の中なんだと思う。

かつてなら....

ミスや不足に対して寛容であったのみならず....

見栄や過言や盛り話、虚言や大法螺にすら大様であったと思うんだが....

東出君の失態みたく....

一度の失態ですら「許されない」時代にもなっている。

 

さればかつてなら...バブルの勢い同様に「落ちる場面」が少なかった

が今は....「あっと言う間」だ。

 

油断や失敗ではなく...頑張っているのに...這い上がれなかったりする。

 

このような状況にあっても反面教師達は言う。

「そんな細かいことまで考えて、ちまちまと人生生きたところで、楽しくないじゃん」と。

 

そしてそう言いつつ....

「難しい世の中になったよなぁ...一体誰のせい?なんのせい?なんだ? ちっとも上手くいかねー」

と足掻いている。

 

世のせい、人のせいじゃあ

何も変わらない。

その発想方法を変えない限り流れは変わらない。

自分の”観察”では....

失敗は反省をし、方法や方向を変えない限り...

また同じことを繰り返す。

つまりは....

また不幸ややっかいを呼び込んで行く。

自分で自分に。

 

誰のせいでもないことだから

気を付けたいのだ。

 

と反面教師’Sを見て....

気を引き締めている。