小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

当たり前

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あれだけ...

「オリンピックは開催の方向で」

と言っていたくせに...

「七割の方は出勤しないでいただきたい」

になっている。

出勤までもが制限される国で、どんなオリンピックが出来たというのだ。

 

「延期」ではなく「完全な中止」だけは避けたかったんだろうと推測は出来る。

が、そうであったとしても...

それは...

経済どころか医療までもを崩壊させ、国民を死なせてまでも「やらねばならない」ことなのか?

 

マスコミもそう。

 

ついこの前まで...

アスリート・ファーストとか言っちゃって「4年に一度に賭けている選手が可哀そう」って言ってたの誰だ。

「選手にとっては絶対今年に開催だ」って。

どっかのデブな柔道家が言ってたよな。

 

「桜の花が咲いて自粛ムードが崩れた」とか...なんでもかんでも一般国民のせいにされているけど...

最初の最初で...

「オリンピックなんかよりまずは命だ」

と当たり前の思考が出来なかったせいで...

どれだけ対策が出遅れている?

 

オリンピアンって何?

そんなに偉いの?

そんなにも特別なの?

相当の努力をし、相当の我慢をし、過酷な挑戦をしてきたのかもしれないけれども...

それは「自分のため」だろうに。

他人にゃ全く関係のないことだ。

 

「勇気がもらえた」

とかのおべっかでいい気になっていらっしゃるのかもしれないけれども...

自分は...オリンピアンでもないフツーの一般の人々が満員電車に揺られてツマラナイ毎日を一生懸命生きて下さっているからこその...

”おかげで”生活出来ていると思っている。

 

何、その特権階級であるかのような意識。

 

アッサリ醒めたな。

その時点で。

スポーツが出来るってそんなにも特別自慢出来ることなの?

そんなに特別扱いしなくちゃならないことなの?

けっこうスポーツ好き人生だったけど...

もういいや、オリンピックなんてなくなって。

 

そのように”特別な人”が4年に一回のオリンピックのチャンスを逃すことよりも...

対処次第じゃあ救えたはずの”普通の人”が「命を落としてしま」う方が自分は「可哀そう」だと思える。

 

それが「当たり前」のことだろ。