小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

狂わないこと

 

 

あまり公言出来るテーマじゃないけれども....

時々...他人に...そして自分にも...(内心で)囁くことがある。

 

時代が変わったのか?

年齢が増したのか?

 

かつてなら....

「もっと勇気を!」とか

「正直に!」とか

”ポジティブな励まし”が常道だったと思うんだが....

 

いつしか...「狂わないこと」...がその前の段階で、防波堤として非常に大切なファクターになってきているように思えている。

 

とびきり丈夫な人はいい。

が、普通の人間はそれほどにも強くはない。

孔雀の羽根を拡げている時は”デカそう”だけれども....

中身はそんなにも大きくない。

 

そのギャップをコントロール出来ているのか?

 

自分は「狂っちゃいない」と思っているんだけど...

他人様から見た場合にはどうなんだろう?

 

まだ道の途中で、確定したような考え方じゃないし...

幸せって?成功って?ありきたりのように疑問符がついたまま向かおうとはするんだろうけど...

「その前に」

「狂ってしまわないこと」が前提であるしかないと思える事態に多く遭遇するようになってしまった。

 

「病まないこと」と言った方が適切かもしれない。

 

ネットの世界にお邪魔するようになって....

”本心”かどうかの判断は難しいんだが...現実の社会よりは正直な意見を知り得た気になることは少なくない。

案外皆大変だ。

 

そして...だから現実の世界じゃああんな表情なのか?

と妙に納得したりもする。

 

担げないものを担いだ日には潰される。

地球上の物理。

自然の摂理。

心が弱いわけじゃない。

 

「昔は皆優しかった」

んじゃない。

暇だったから...他人に向けるエネルギーが残されていただけのこと。

そんなにも人間を美しいと思う必要もない。

 

「昔の人は強かった」

わけでもない。

今ほどに複雑な社会でもなく、困難の絡まり具合がほどきやすかっただけ。

 

まずは「狂わないこと」に基礎を置いて....

次の一手はそこからだ。