またよそ事を書いてしまった。
本当に記したかったことはそんなことじゃない。
今回は「投資」について少しまとめてみたかったのだ。
大した金額ではないが...「投資をしているのか？していないのか？」のアンケートがあったなら...
「している」に〇を付けてはいる。
嘘ではないので。
が、暴落時によくテレビの画面に映される「投資家」の皆さんとは随分立ち位置も考え方も取り組み方も違うと思う。
ある意味「同じ」に扱われては一生懸命に投資をされている彼らの失礼に当たると思う。
かといって...大切なお金を扱う分野なので、決してフザけているわけでもないし、フザけられることでもない。
「投資家」の皆様とは違うし、足下に及ばないだろうけれども、自分は自分なりの方法で真面目に投資を考えている。
...と自分じゃ思っているつもり。
一番の狙いはもちろん「お金を増やす」こと。
だからこそ...
投資を「恰好の良いビジネス」のように吹聴したり、「高度な技術・判断による合理的な資産形成」のように着飾った言い方をする人を信用出来ない。
誰だって「お金は欲しい」
「”無い”より”あった”方がいい」
濡れ手に粟で得たいから...宝くじも売れるというもの。
あのバカ騒ぎした宣伝を見ればわかる。
憲法で「勤労」をうたっている国がやる事業なのか？
「金が欲しい」というのはそういう場所（部分）だと思っている。
お花畑で優しさを唱えて金が降ってくるはずがない。
「投資」はものすごく平たく言ってしまうなら...
金で金を生む作業だ。
”言葉や理屈だけ”で金を生むなら...詐欺になってしまう。
「頭を使う」....な～んて恰好の良いことおっしゃる人も居られるが...
なんのことはない。
「楽して儲けたい」
「楽して儲けられる」ことを”一生懸命考えている”奴らがそれを”高度”と言い換えているからの...
「投資」なのだ。
もちろん近代社会ではその金融システムがあってこその贅沢やら便利さやら快適さがあるのは理解している。
そして享受させてもらってもいるのだから...
投資を否定はしない。
だから一抹の参加者ではあろうとしている。
しかしながら...その分野は...モルガンスタンレーやゴールドマンサックスの優秀トレーダーがオリンピアンでもあるかのように...
優秀なビジネスマンの見本のように称されるには...ちょと違うと思う。
人を敬うならば、やっぱり尾畑さんのような人であるべきだ。
投資は....参加者全員を幸福にすることなんか...「有り得ない」
必ず誰かを不幸にし、その不幸から収穫を得る。
まさに人間の欲の縮図だ。
そこで成功する（収益を上げる）ということは...
「人を踏み台にする」にも等しい..
人間としては...実におぞましい作業に手を染めても居ると....自分は思っている。
ただ...人間は神じゃない。
善悪も半々
が持論でもある。
身銭を切ってその世界に参加することによって
人の醜さ、愚かさ、...のくせに...「恐ろしいほどの欲の深さ」は分かるようになってくる。
それはある意味少し気持ち悪いけれども...
自分と同じ「人間のこと」なので...
実に興味深いことがたくさん起こる。毎日起こる。
自分では...気取って隠せていた...醜さや欲の深さを思い知らされる時がある。
だから...
「面白い」っちゃあ面白いのだ。実に。
「本当に大したことねーよナー、俺って」と思わせてくれるので。
さてさてコロナ騒動で...
世界中の投資が今まさに...大変なことになっている。
もちろん私も大変なことになっていて...
こんなブログを書いている場合じゃないんだが...
基本的に...
こんな時でも...
「何もしない」
いや、金があったら、せっかく安いのだから...「何か買いたい」ぐらいなんだけれども...
金が無いので何も買えない。
だから見ているだけ。
欲の深い奴らの阿鼻驚嘆を見ているだけ。
そして...
自分だけでも...「あんな風」にはなりたくないので...阿鼻驚嘆しないようにと努めるだけ。
そこだけだ。
この欲の深い奴らの世界で自分が試され、成長を促されるのは。
なので、今の状況は...
「投資家」にとっちゃあ最悪なのかもしれないが...
「人間を磨く」には最高の状況なんだろう。
さあ、いつまで平気で居られるかな？
と、ここまで昨日書いていたんだけれども...
本日大逆転している。
だからわからない。
そう。
私にはわからないから、「安く買って高く売る」なんてこと繰り返せない。
そんなことに手を付けたなら...
失敗の連続で...今頃破産しているに違いない（笑）
