小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

パンとサーカス...何度目?  

 

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いにしえのローマの出来事なんだけど...

「教訓になるな」

と思っていた。

 

が、まさか現実に見られるとは。

現実がその中にあるとは。

想像していなかったけど...

そうだったのか...

 

いろいろ言われてはいるけれども...

諸外国に比べれば、うんと真面目でまともな国だと思ってきた。

 

悪代官と悪徳商人も居るけれども...

まあまあ一部なんだろう..と思ってきた。

 

なんせ、自然災害は多いけれども...

それ以外は割と平穏な国であるように見えていたから...

 

が、たったのコロナ騒動で...

それは吹き飛んだ。

 

いやさ

あんな小さな奴らにさえまともに対処出来ないほどに

「本来するべき仕事をしてこなかったから」

「本来考えているべきことが頭の中に入っていなかったから」

 

ここぞと言う時に...

何をしても猛烈な空振りをする。

 

「マスク2枚」にもビックリしたが...

それを堂々と発表した時は...

「コントなのか?」

と思った。

 

もうそれどころじゃない。

日本を牽引しているはずの優秀なリーダー達は...

「経済を復活させるために感染を拡大する」

ものだと思っていたんだが...

 

献金を受けていた業界のために感染を拡大する」

となるならもうそれは...

「一部の業界からの依頼によって国民を犠牲にする」

ということと同じじゃないのか?

 

「普通の人」はわかる。

それがおかしなことであることが。

「普通の人」ならわかる。

あんなマスクは使えないことが。

 

わからないのは...

頭が悪いんじゃなく

そういうことを

真面目に考えたことがなかったからじゃないのか。

 

真面目に真剣に考えているのは...

頭の中にいつもあるのは...

 

「お金をくれる人のこと」

そしてその人達のために...

「税金を流用して見返りをすること」

「本来あるべき自分の役割」

だと

真剣に考えていらっしゃるんじゃないかと...

 

このルーティーンに磨きをかけ、

金を稼ぎ、権力を得る渦を台風のように成長させた者が

この国を統治出来る。

 

....のならば...

国民から吸い上げた血液が、循環して国民に還流される”はず”の頃には...

そりゃあ枯れ果てているはずだよね。

そんなんで...

「いい国」になんて...なるはずもない。

 

たまたまコロナがあったから

見事なほどに露呈したけれども。

この構造を選んだのは国民だ。

ウイルスの感染防止やまっとうな経済の復活ではなく...

こんな事態のこの期に及んでも...

ひるむことなく大衆から目を背け、大金を持参してくれる一部を優遇する。

 

「これが平穏のコツ」と浮かれていた国民もアホなのだろう。

 

あの巨大なローマでさえ

パンとサーカスに溺れて消滅した。

 

日本ごとき...だ。