「自然に」なのか...
「あえて」なのか...
自分でもその境いは明確じゃないんだが...
「遊び」や「趣味」を遠ざけるようにはなっている。
まずは...散々遊び過ぎてきたから。
いや、親父同様、いやそれ以上にか、遊び惚けてきたから。
「やれば出来る子」
は能力の高い証だと思ってきた。
いわば...「能ある鷹は爪を隠す」の変形なんだろうと...
が、それは違った。
いや、違うと確信するようになった。
「やれば出来る子」の事実は...「やらないから出来ない子」なのだ。
結果を正確に評価するなら...そうでしかない。
「やらなかった時代」が恐ろしく長かった自分は...
人様に追いつこうとするものなら...
一日は同じように24時間なので...その時間内のスケジュールを組み替えて...
「やる時間」を増やすしかない。
すれば...不要不急のモノから手放すしかないので...
「遊び」や「趣味」を遠ざけるしかなかった...
だけのことなんだが...
もちろん最初はものすごい抵抗があった。
たかだか不要不急の「遊び」や「趣味」であるはずなのに...
大事にしていた大切なぬいぐるみを捨てられそうになった子供のように...
イヤイヤ...なのだ。
理屈もなくノスタルジックになってしまって...
二度と戻れないセピアカラーの思い出になって行くようで...
イヤイヤだったのだが...
こうして自粛生活が半年にもなっているというのに...
「ん?案外平気になってんな」
なのは...
妙に可笑しい。