前回はあまりにも忙しかった時に更新したので、意味不明ぞんざいな文章になってしまったんだが....
ま、要するに今のところ....いいや、人生の大半に、飲酒の悪影響を受けていることに”同意”をしているということだ。
酒飲みはいつもこう言う。
「酔っ払っていないって....」
「そんなに飲んでいないって....」
「ちゃんとわかっているって....」
確かにそういう自覚はあるんだと思う。(自分も含めて)
が、周りから見たらば....「大丈夫?」と思うぐらいの”シラフとは違う変化”が出ているということだ。
多分....「少しはそうなのかもしれない?」と分かっちゃあいるが...「そんなにヒドいもんじゃない」と思い込んでいるから....
カラダを壊してヒドく酔っ払うことが出来なくなるまで.....
「何も変わらない」のだろう。
特に酔っ払いが常駐する家庭に育てば....そのような光景は”日常”になる。
つまり幼い頃より抵抗感を持たなくなる。
残念ながら我が家がそう。
親父も親戚も母方の一家も大酒飲みだ。
頻繁に宴会だった。
やたら法事も多かったんだが....他人さんとの飲み会だけじゃあ足りないので、法事にかこつけて....
飲み会を増やしていたんだと思う。
その長たるが祖父なんだろうけど....
祖父の顔を知らずに自分は生まれた。
なので”祖父”は主に写真と父の思い出話の登場人物。
えらいハンサムだ。
なので過去の武勇伝、栄光列伝にも説得力があるんだが....
どうにもそれには父の「尊敬したい、尊敬すべき」感情が含まれ過ぎていると感じたのはさほどに昔じゃない。
父の話だけをまともに受け止めるなら....
頭が大変に良く、成績も優秀、字も上手く、イケメンで、大商店の御曹司で等々.....
「ものすごい成功者」のようだったんだが....
自分が見つけてしまった資料からしたらば....
かなり違った。
そして哀しいかなその方が現実と矛盾しない。
さすがに写真こそ違わなかったが....
失礼ながら字もさほどに上手いものじゃなく、たしかにイケメンではあったが、むしろそれは”遊び人”として利用されており、
実際の”仕事っぷり”以上に口が相当に上手かったのだろうか?いわゆるホラ吹きのような性格だったように推測できてしまった。
そこで浮かんだのが?
「ひょっとしたら大酒飲みだったのか?」
だったんだが....
実際....そう....だったらしい。
そうなるとおおよその事が想像ついた。
本当は大して何も出来ない人物であり、それは事実が示す通りでもあるんだが....
それを覆い隠すように数々の武勇伝を酒の力を借りて....
家族に毎日のように披露したんだろう。
「それを尊敬する父上からのお言葉」として.....
純粋無垢な俺の父親は素直に受け入れたんだろう。
「大酒飲み」
という祖父のイメージダウンにつながる実態を父はその時まで、またその時以降も一度たりとも話したことはなかった。
よほどに隠す必要があるのかもしれない。