小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

貧乏暇なし(笑)



 

相変わらず忙しい。

「暇になったらやりたいこと」「やっておくべきだと見つけたこと」が、どんどん溜まって行く。

 

ま、以前ならイラついていたことだろう。

が、最近は少し...踏みとどまること...が出来ている。

 

も少し前は...踏みとどまることが出来ずに「暴発してしまう」のが自分の父親ぐらいで...

つまり...半面教師の数は多くはなかった...と思うんだけど...

最近は...多過ぎるちゅうほど多過ぎるのだ。

見ようと思えば毎日、あちらこちらで、テレビの画面からも、「暴発してしまった輩」を見ることが出来てしまう。

そして...それらは...確実に...”哀しい結末”を迎えている。

 

これを反面教師とせずにどうすんのか?だ。

 

コンプライアンスとか暴力とか道徳とか対外的な犠牲の問題だけじゃない。

一番大きな問題は、暴発して一番の犠牲を受けるのは...当の本人の自分...じゃないの?というところ。

その感覚の欠如。

 

不幸にして?その欠如したDNAを父だけでなく、祖父からも受け継いだことが判明。

「やっぱりね」と思うと同時に彼らの人生を知る自分としては...

そして彼らからの影響を純粋に受けていた自分の幼少期を知る自分としては...

「そりゃそうだろうね」

なのだ。

 

どうして多少なりとも気が付けたのか?

そんなことは複雑過ぎてわからないけど...彼らの考え方、教え方、生き方が間違っていると判断し、「離れた場所」からモノを見るようになって間違いなくマシにはなっていると思う。

 

「感情の暴発」はその中の一つ。

 

好きすぎて殺してしまうような愛情なんて存在するわけがないのだ。

これにも問題はあろうけど...自分の命を差し出してでも相手の命を守ろうとするのが愛情なのだ。

 

この歳になって「忙しすぎるほど忙しいおかげ」で

「暇になったらやりたいこと」「やっておくべきだと見つけたこと」は一つも出来ないんだが...

「必要とされていること」は実感する。

本当に有難い。

社会に必要な人としてもらっている...感じ。

 

父親や祖父はいつも叫んでいた。

「こんなことも出来るんですよ」

「あんなことも知ってるんですよ」と。

 

会う人会う人に、そう叫んでアピールしなくちゃいられないほどに...

求められていなかった...んだろうと思う。

ましてや「相手がお金を払う」仕事の場面においては...

 

だから...様々な遊びでお茶を濁していたのかなと...

飲み屋にボーリングにゴルフに麻雀にカラオケと...

そりゃあ「お金を払う人」の側になれば需要もあって当たり前。

 

それを思うと...「暇がない」なんて...幸せなもんだ...