小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

戒め四番の六  肝臓も下り坂編

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”酒飲み”は....何のプライドかは知らないが、「アル中」呼ばわりされることをとても嫌がると思う。

自分も含めて。

内心....「そんな”だらしない男”だとは思われたくない」ってのがあるんだろう。

 


酒を飲んでいない時....はそうかもしれない....

が、その状態を続けられないのだから....やっぱり「だらしない自分」を認めるべきなのだ。

 


かつてのドラマや映画には

タバコを吸いながらロックを飲むシーンだとか、

屋台にて咥えタバコでビール片手だとか....

それをあえての雰囲気として撮影していたと思うんだが....

 


いつしか煙草は格好悪いものになったようだ。

そんな時代は進行していて....

そういやビールもあまり格好の良いものではなくなっている気がする。

格好つけの小道具にはならなくなっていることも....

〇〇離れ....の要因の一つなんだろう。

ここまでの人生で初めてと言えるほどに「酒」を冷静に考えてみたのは.....

時代の要請もあるようだ。

 


改めて”酒”をそう考えたみたらば....

酒に弱くなったというよりも、酔いから醒める対抗力が急速に衰えてきた気がする。

記憶を喪失していることもあるし、何しろ翌日がしんどい。

台無しにしてしまうことすらある。

奇遇などと喜んでいられないが....

酒においても「下り坂」を確信することにもなっている。

 


煙草を止めるきっかけになったのもこんな感じだったような....

突然思い立って踏み切った....というような勇ましいものではなく....

追い詰められるように吸い場所も少なくなる状況で....

「止めれるものなら止めたいよなぁ」と....頻繁に脳裏に浮かぶようになって....

止めたり、吸ったりの繰り返しで....

意外にも「タバコを吸う」ではなく、「タバコを買う」こと自体が面倒臭く思えるようになって....止めた。

 


酒は止められないと思う。

が、もう少し控えるぐらいの努力は

始めてもいいかな?と

多分人生で初めて考えている。