禁煙もそろそろ50日になろうかという期間になってきた。
身体的な離脱症状は無くなったと思っている。
日常生活のルーティーンからもタバコは外れ、酒を飲んだから、コーヒーを飲んだから、食後だから、ってのも無くなった...と思う。
が、唯一と言っていいほど残っていることがある。
「ムシャクシャした時」とでも言おうか、「うまくいかない時」も含んで、煮詰まっているような状態、本来は問題解決に向き合わなくちゃいけないんだろうが考えることを一時止めてしまいたいような場合、
に異常に吸いたくなる時がある。
思えばこれこそタバコの作用と強い結びつきがあるんだろう。
考えることから逃れ、一時的にボーッとすることで、安堵感を得る。ちょっと落ち着く...と。
そのルーティーンが思いのほかカラダに沁み着いているということなんだろう。
決して悪い面ばかりではないとも思う。
メンタル的には良い効果と言える時もあるような気がする。
だからこれまでは許してきたってところなんだろうけど...
残念ながら今の時代は、それがためのリスクが多過ぎる世の中になってしまった。
費用、場所、タイミング、マナー...あれやこれや有り過ぎて...思うように絶好のタイミングで実は吸えない。
最悪、大雨のコンビニのわずかな軒先で雨に濡れないよう壁に張り付いて...
おいしくないタバコを吸うのが関の山...だったりするわけだ。
喫煙が習慣になっていると。
冷静に考えてみたらば、かつて自由の象徴だった”タバコ”はいつしか”不自由きわまりない習慣”になっていたという...
まあ、おとぎ話のような話で....
散々抵抗してきたんだけど...なら、いっそ吸わない方が早いのかな?と。
自分の意志というよりは環境の変化で吸えなくなってしまったような禁煙だ。
飲酒運転の罰則が厳しくなって減った外飲みとなんだか似ている。