小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

戒め四番の十  自由の旗編

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① まずは「止めてみようかな?」「減らしてみようかな?」という気持ちが生まれただけでもOK。
  
  長い時間をかけて....少しは嫌いになって行こう。
  


② ”翌朝アウトな酒量”は大体把握出来てきた。

  笑えないんだが....今までは....そんなこともわからず好き放題飲んでいたということのようだ....

  これを制限ラインとして順守して行こう。

 


③ 濃い酎ハイやハイボールをさらに水で薄めてビール代わりに飲む。

  「そんなものもはや酒じゃねえ」と言われる人も居るんだが....「酒を嫌いになる」飲み方なので、「酒じゃねえ」方がいいのだ。

 


④ 炭酸水とみかん。

  休肝日に試した。

  炭酸水にしてみたら....酒のつまみの合わないこと....で、何十年ぶりに”みかん”に手を伸ばした。

 


まあ、色々と試行錯誤している。

もとより”禁煙”もこんなところから始まった。

 


「止めたいんだ....けれども....」で、足掛け20年は時間を浪費していた。

何しろ「止めたい」んだけれども....「吸いたい」のだから。

 


ただ....それだけの期間があったからこそ(をかけたからこそ?).....

医者に行くこともなく、薬を使うこともなく、

意外な到着点の....

「煙草を吸ってる自分って結構みっともないんだな」

に達して止めた。

 


どうしてそう思うように至ったのか?

何が原因なのか?

そのいきさつはもう忘れた。

思い出す必要もないだろう。

ともかく「止めた」に至ったのだから今更ほじくり返すこともない。

今は....煙草を吸うことがみっともないとは思わないが、いつでも、どこでも、簡単には吸えない.....大変な時代にはなったよなとは思う。

 


そして煙草を止めたからの快適さは....「煙草を買いに行かなくても良いこと」で、これも意外な到着点だった。

 


自分が煙草や酒を控えようとしているのは、あくまでも個人的な都合だ。

お肌の曲がり角じゃないが、ほかっておいてもいろいろなところが「だらしなく見える」年齢にもなってきて....

あえてそれ以上醜態をさらさない方がいいよな、と。

 


そんな自分の都合に社会は合わせてくれなくても良いと思っている。

煙草も酒も自分の青春時代には「大人への階段の」シンボリックな嗜みだった。

週間少年漫画から平凡パンチやプレイボーイに移るように

なんだか「自由への境界」を越えたから得られる習慣のように感じていたのかもしれない。

 


酒や煙草が必要以上に”不道徳”とされているような昨今は、そんな時代に生まれ育った自分にとっちゃあ...自由の旗が引きずり降ろされているようで....少し嫌なぐらいだ。

俺は....個人的な事情で....「やめたいな」と言っているだけのこと。

吸いたい奴は吸えばいいし、飲みたい奴は飲めばいい。

酒や煙草はそういう存在であることが格好いいのだ。

そう認めつつも「やめてみたい」とへそまがりなことを考えているだけ。

 


たかだか酒や煙草ぐらいでいちいちうるさ過ぎるのだ。

他人に対して。

 


奇しくも....

昭和の不道徳なスター萩原健一が令和を前に亡くなった。

酒も煙草も最高に似合う。

俺には残念だが、似合わない(笑)

あの格好良さがどんどん受け入れられない時代になって行くんだろうなぁ.......

 


自分にとっちゃあ自由の象徴のような人だった。

時代は変わって行く。

合掌。