小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

プチ男

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ということで....

二日経ったのだけれども....

紙ゴミ以外は一つも捨てていない。

 


「それどころじゃない」

と、言いたいところなんだけれども....日頃にそんな意識が無いのもよーくわかった。

「今日こそ」

何か一つでも捨てたい(何の欲求だか.....)

 


さて....「キャンプ」自体が好きというわけではなかったんだけれども.....

たまたまアウトドアスポーツのカテゴリーに入るものをいくつか嗜んでいたので....

その場所取りも兼ねて若い頃はよく野営をした。

 


多分....忙しいキャンプ好きの人よりは野営経験は多いかもしれない。

が、そもそも好きで野営をしていたわけではないので、野営だけを目的としたキャンプの経験はあまり多くない。

いや、酒も好きなので嫌いじゃないんだが....「週に何日家を空ければ気が済むのか?」ということにもなるので、そちらは諦めていた。

 


分不相応な庭を手に入れた動機にはそれもあった。

「自宅内で」

出来るようになればそちらは「出かける必要もなくなる」だろうと。

 


ヒントは若い頃に誘われたリンゴ狩りだった。

内心(んなもんクソ面白くねー)だったんだが....

農園の方々に大変良くしてもらって....

ビール箱とビール箱の上に雨戸を載せた臨時テーブルでお昼を頂いた時の.....

味噌汁やおにぎりや漬物の美味かったこと。

 


肉だカレーだ焼そばだと。

脂ぎった野営料理しか思い浮かばなかった自分の想像力は挫折した。

 


「いつか俺の家はそういう家にしよう」

そんなおぼろげな野望はその時の影響だ。

 


以来.....

外出先での野営はしていない。

つまり....キャンプには出かけていない。

 


だから....キャンプなんてものは頭の中からとうに離れていた。

なので....時折拝見させていただいているはてなのブロガーの方が

「ソロキャンプ」

と題しても、さしたる興味もなく読み始めたんだが.....

 


「嗚呼....俺はこの嫌で嫌で仕方が無かった庭作業を.....”ソロキャンプ”だと思えば良かったのか」と.....

目から鱗は大袈裟かもしれないが....

こうやって思い出してみれば、もともとそういった思いで始めたことを....忘れていたのは自分じゃないかと.....

 


子供達も巣立った今、そこでバーベキューをすることもないし、バーベキュー自体もさほどに好きでもなくなっているんだが....

庭作業の前に、何故だか一人でコーヒーをそこで飲んだりするようになった。

本来「酒のための庭」だったはずなんだが、コーヒーを飲んでもまずくない。

まさかの外で湯を沸かしたりはしないんだが....

 


そういや「ダッシュ村」ってやってるよなとも。

面倒臭い剪定やら、草抜きやら....

ある種「独りダッシュ村」を自宅で楽しむことが出来るなんてTOKIO以上じゃねえかと.....

 


思えるわきゃないんだけれども....

 


自宅内で....プチ断捨離に勤しみ、プチダッシュ村を試み、プチソロキャンプに浸ることが出来るのは.....

これまでやってきたことが無駄ばかりではなかったのかと.....

少し救われた気にもなった。

 


今は有名なブロガーさんになられたようなので、遠慮がちに....

ありがとうございました。

良ヒントを。

 


(もちろん画像はイメージです)