10年と少し前...
になると思う。
その年に2度、「幸福感に包まれた体験」をした。
好きな女性と添い遂げた....とか
仕事で大成功をした...とか
莫大な資産を手に入れた....とか....じゃあなかった。
詳しく説明するには大変な作業になるので、割愛。
ただ...そのような状況を想定するには”意外な”時だった。
ちょうど子供達は部活動を熱心にしていた時だ。
一つは「明日が日本一を決める日」の前の日の練習時。
もう一つはなんでもない練習の帰り道。
嫌だったのに...コーチをやらされる羽目になっていたので、子供達と共に居た。
ヨソの子までも....
それまでの自分の生き方にしては....
ダサ過ぎる...
実にダサ過ぎる...
そんな一幕でだ。
共に夕焼けの中だったと思う。
神でも降臨したのかの如く....
夕焼けの光景はさらに輝いて...
あたかも黄金の景色に包まれた。
なんだかワケがわからなかったけれども....
それまでに感じたことのない幸福感が満ち溢れた。
.....
その年だけに2度。
それ以前も、それ以後もない。
最近なんてそれに比べたら....
不幸感にしか包まれていない。
でも、不思議とそれ以来は....
「ま、ずっと不幸感に包まれたままでもしゃーないか」
と思って生きていられている。
不思議な体験だ。