小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

星稜高校山下監督

 

 


下人一族からの脱出の扉の鍵はなんとなく見えている。

 

謙虚。

過言を慎む。

身の程を知る。

日々努力....等々

 

そんなに複雑なことじゃない。

よく言われること。

小さな頃からよく聞いてきたこと。

意識するかしないか、ぐらいのハードルだ。

 

が、「小さく見られたく」という腐ったプライドが素直にそうさせない。

 

正反対の...大きなことを言う。

誤魔化す。

姑息に立ち振る舞う。

誇張する。

 

割に...うまく行かないと....

 

すねる。

妬む。

嫉む。

怒る。

 

といった行動に出てしまう。

 

まさに親父。

まさに私。

 

そうなると...

深い霧が登場して....未来が見えなくなってしまうんだろう。

だから...下人たる行動や思考では永久に見えてこない。

 

これは「不幸へのルーティーン」だと思うようにしている。

だから「親父の二の舞」を踏まないようにと、親父を見て意識している。

 

20年前に走り始めた時には....まだそんなことを考えるには至っていなかたんだが...

多少なりとも徐々に「自分を変える」ということに挑戦し始めて....

 

結局は...「気持ち」が変わらなきゃ...何も変わらないんだろうなぁ...

とは、いつしか思うようになってきている。

 

そんな折に...松井に続いて奥川君か....とちょっと星稜高校に興味を持ってみたならば....

有名な山下監督につながって....

今をも部室に飾られている旧監督の名言を知った。

 

心が変われば行動が変わる  

行動が変われば習慣が変わる  

習慣が変われば人格が変わる  

人格が変われば運命が変わる

 

と、書かれているらしい。

 

似たような境地だ。

と、私ごときが言える立場にはないが...

でも私の言いたいことが四行に全部詰まっている....

というぐらいに似た心境だ。

 


でも、私の場合は...

山下監督が口を酸っぱくして教え子たちに熱く語っていた頃には....

こんな言葉を聞いても....

きっと小ばかにして笑っていたんだろう。

 

だから差がついている。