下人一族からの脱出の扉の鍵はなんとなく見えている。
謙虚。
過言を慎む。
身の程を知る。
日々努力....等々
そんなに複雑なことじゃない。
よく言われること。
小さな頃からよく聞いてきたこと。
意識するかしないか、ぐらいのハードルだ。
が、「小さく見られたく」という腐ったプライドが素直にそうさせない。
正反対の...大きなことを言う。
誤魔化す。
姑息に立ち振る舞う。
誇張する。
割に...うまく行かないと....
すねる。
妬む。
嫉む。
怒る。
といった行動に出てしまう。
まさに親父。
まさに私。
そうなると...
深い霧が登場して....未来が見えなくなってしまうんだろう。
だから...下人たる行動や思考では永久に見えてこない。
これは「不幸へのルーティーン」だと思うようにしている。
だから「親父の二の舞」を踏まないようにと、親父を見て意識している。
20年前に走り始めた時には....まだそんなことを考えるには至っていなかたんだが...
多少なりとも徐々に「自分を変える」ということに挑戦し始めて....
結局は...「気持ち」が変わらなきゃ...何も変わらないんだろうなぁ...
とは、いつしか思うようになってきている。
そんな折に...松井に続いて奥川君か....とちょっと星稜高校に興味を持ってみたならば....
有名な山下監督につながって....
今をも部室に飾られている旧監督の名言を知った。
心が変われば行動が変わる
行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば人格が変わる
人格が変われば運命が変わる
と、書かれているらしい。
似たような境地だ。
と、私ごときが言える立場にはないが...
でも私の言いたいことが四行に全部詰まっている....
というぐらいに似た心境だ。
でも、私の場合は...
山下監督が口を酸っぱくして教え子たちに熱く語っていた頃には....
こんな言葉を聞いても....
きっと小ばかにして笑っていたんだろう。
だから差がついている。