何のきっかけだかわからないが...ともかく一冊読んだ。
で、ビックリした。
「俺の家庭を見たことでもあるのか?」
ぐらいに。
散々自分を「親不幸」と説教してきた奴らは...
私の親子関係が「見えるほどに」近くに居たというのに....
私からしたらば全く”的外れ”な見解だったのに....
なんで見ず知らずのこの人が....
やたらと細かな場面まで
まるで見ていたかのように言い当てたのには....
大げさではなく、生まれて初めての経験で....
安堵というんだろうか
感謝というんだろうか
緊張の糸が切れたというのか...
小さな頃から人前じゃ泣かない(特に親の前では絶対泣かない)
と決めていた自分が....
誰も見ていなかったのでよかったものの...
嗚咽するほどに泣いた。
悲しかったわけじゃない。
嬉しかったわけでもない。
どうしてかは今でもわからない。
そもそも加藤さんなんて知らないんだし....
ただ...自分の精神は言われてきたほど....歪んでいるわけじゃないんだ...ってなところなんだろうか?
普通だったんだってな安心感....なんだろうか?
ともかく....
後にも先にもそんなに涙が出たことはない。
そりゃあ”覚醒”は進むことになる。