小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

憎しみの連鎖

 


加藤先生の言うことを...理解したのか?していないのか?

とりあえず自分なりにかみ砕き続けてみて....

「やっぱり間違いない」と確信したのは5年前ぐらいか?

 

かなり...時間はかかった。

というか...そもそもそんなことばっかりしてられないし...

でも...自分なりに丁寧に、時に時に慌てず、考え続けたというところ。

どのみち急いだところで親子関係は切れやしないし。

 

自分は自分の家族を持つ身となり...

そこには女房を始めとして親の血をひかない家族が出来た。

だから同じ自分が存在しても...

違う家族の雰囲気を体験している。

 

そういうこともあって...

確信したんだと思う。

ある種...自分の子供に確信させられたんだと思う。

 

親子の情念なのか何なのか

DVやら虐待やらで

殺人に至ったり鬱になったりする人がいる。

 

そんなにも不幸になるなら....

捨てればいい。

捨てた方がいい。

捨てるのが極端ならば...不幸にならない程度に

離れりゃいい。

”意識の上”だけでも。

 

もしも自分がそういった親であるならば...

「捨てた方がいいよ」

と子供に願う。

それが親であるように思う。

 

”親孝行”なんて絶対にしなきゃいけないものじゃない。

しなくたって信頼し、好きでいてくれる親が親であるべき親だ。

となれば...

”親孝行”なんて...

捨てられたくない親が道徳にかこつけて作りだした妄言なんだろう。

 

親孝行で悩むぐらいならそんな考え自体も捨てればいい。

 

DV問題しかり

虐待問題しかり

必ずしも生みの親がプラスとして存在するわけでもないようだ。

 

いや....少し大袈裟だが

憎しみを継続させて...未来の子孫をも巻き添えにするのか....

憎しみの連鎖を断ち切って...未来の子孫を羽ばたかせてやるのか...

 

と考えるなら...

単に...「親を捨てる」ということではない。...と

踏ん切りもつけられるというもの。