小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

(2)瓜二つ

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シリーズらしく番号ふってみた(笑)

 

...「本当の自分は”みっともない人間”であることは知っていた...」

くだりの話は山ほどあるので割愛。

 

過去の反省も悪くはないが、キリがないので、優先すべきは...

未来はどう生きるか?

なので、材料として”過去”は、正直に、正確に、把握出来ていればまずは結構。

また、暇な時にたくさん反省しよう。

 


.....

最大に...

「情けねーやつだ」と

思い知ったのは...やっぱりリーマンショックの時か。

だろう。

 

多少は少年時代より成長しているはずなのに...

相変わらず...

調子の良い時は....

豪放と思われたく、明朗と思われたく、快活と思われたく、爽やかと思われたく、賑やかと思われたい...と振舞っているくせに...

 

ちょっとばかり打ちのめされただけで...

姑息で、女々しく、動揺しやすく、卑怯で、冷静さを失い、作り笑いで装い、失敗を隠し、誤魔化し、体裁を繕う

”本性”が登場するのだ。

登場した。

 

自分でもまさかと思うほどの恰好悪く、みっともなく、気持ち悪い習性を俺は持っている

と改めて自覚したのはその時。

 

そしてもう一人再発見した。

予想通り覗いてみるなら...

自分の父親もやっぱりそうだった。

 

ご存じのようにリーマンショックは”誰しも”が大変だったというわけでもない。

ほとんど平気という人も多かったような気がする。

 

まあ理由はいろいろあるし、たしかに大きな被害を直接受けた当事者とそうではない人の状況は違うのだろうけど...

いずれにしろ...別にリーマンショックが悪いわけじゃない。

調子の良い時ばかり浮かれていて

その予知や準備を怠っていた「自分」が悪いのだ。

 

まさに...

祇園精舎の鐘の声”

を身をもって知る

 

父親の”醜い性質”は昔から大嫌いで、小学校の頃からもう離れていることが常態化していたけれども...

重ねてみたらば....

 

まさかの”ウリ二つ”

だったというわけ。

笑いたくない。