小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

鱗はいくらでも落ちるから鱗

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自分がジョギングを崇め、大切にしているのは...

目から鱗

コペルニクス的転回」

を導き出してくれたから。

(ちょっと意味が違うかもしれないんだけど...笑)

 

今日も駅伝をチラチラと見ていたが...

「鶴見で3分以上も空いてちゃな...」

とそこでテレビを切った。

で、今ネットで速報見てビックリ。

 

それ見たことか、なんて浅はか人間なんだ...

そしてそんな浅はかな判断にどうして俺は自信を持ってしまうんだ...

 

まあ笑い話のようなことだけど...

走り始めてから...

笑えるほどに(笑えないんだけど...)

こんなことを思い知る連続。

この20年、止まずに起こり続けている。

新年明けたばかりの今日もまた。

「もうあと一区」

ぐらい我慢しておくべきだったのに...(笑)

 

20年前までの自分の人生というよりも、それまでの自分の”正しい”としていた考え方が

このようにことごとく覆されるようになったのは...

不思議なことに”走り始めて”から。

 

痩せたいために走っているだけで...

別に人生変えたいと思っていたわけじゃない。から...

「どうして?」なんて考えもしないんだが...

ただ...なんせ走っている最中は暇なので、

暇でもたくさん走らないと痩せないので、

暇な時間の埋め合わせに、いろいろ考えながら走ることになっていたらば...

案外面白いことを考えるのだ。

人間は(俺は)

 

ちょうど....いろいろな能力の峠を越え始めた時にも重なって...

盛ったり、繕ったりすることへの無力さとともに(無駄さ?)...

人の目を気にしていちゃ真理には辿り着けないだろうな、

ってな囁きが聞こえるようになってきて...

それは逆に無理していたそれまでの自分をも露にした。

 

自分じゃ無理というよりも...

頑張っていた。

努力していた。

気張っていた。

つもりだったんだけれども...

大きく見せようとしていた。

恰好よく見せようとしていた。

出来る人間であるように見せようとしていた。

ってことでもあるんだよな、と。

 

すなわち無理していた。

ぐらいならまだしも...

行き過ぎて...虚像を見せようとしていた。

つまりは...嘘で誤魔化し続けて生きていた。

ってことでもあるのだろうと。

 

幼稚な次元じゃそれでうまく誤魔化せていたこともあるのだろう。

が...世の中そんなにも甘くない。

みんな頑張っていらっしゃる。

多分...虚...の限界が来た。

 


ゆえに...もう少し”本当の自分のサイズ”と”本当の性質”で物事に対処したら?

少しはスムーズな展開もあるかもよ?と。

 

走り始める前の自分は「自分の物差し」じゃなく...

憧れの主人公だったり

理想とする人間像だったり

うんと自分よりも大きな物差しで測っていたから

 

そりゃあ上手く行かなかったんだと思う。