「焦る」...の延長線上に「怒る」が待ち受けていることは...多くの人が知るところ。
だから...「アンガーマネジメント」...なんてものが...もてはやされることにもなっていると思うんだけれども...
情けないことに...「この図式」を...そうね、ん?10年前ぐらい前までぐらい...かな?
「知らなかった」
というから大笑いだ。
いや、それどころじゃない。
むしろ...”焦り”からであったとしても...”怒り”を発散出来ること自体が...「勇猛」であることのように「大きく勘違い」していたのだ。
そうね。いつかあったね。
テレビドラマなんかでも...「おこれ!男だ」...だったっけ?森田健作主演の。
「”怒り”を包み隠さずブチ切れる姿」が...明朗で、正直で、裏表がない「男らしさ」のように扱われていたような...
それだけじゃない。
多くのドラマや映画や漫画の主人公が...怒っていた。
怒ることの出来ることが勇敢と賞賛されるかのように...
あっ、そりゃ現代もそうか...
馬鹿なので...”画面”の中の作り事と”現実”の壁が見えないのだろう。
我が父子は。
父親は...怒っている”時の”自分の姿を...おそらく...「恰好いいモノ」「男らしいモノ」と認識していた。
だから...アンガーマネジメントなど論外、”積極的に”「怒り」「興奮」している人だった。
そしてそんな男が堂々と世帯主面して威張っている家庭でしつけられるなら...
父が嫌いであったとしても...
「怒れることは勇敢なこと」
を身に付けるぐらいには至るのだろう。
というわけで...
本来は...「焦る」→「怒る」→「失敗する」「ブチ壊しにする」
ぐらいの...”理屈”や”構造”はわかっちゃいるんだけれども...
染みついたDNAなんだろうか...
自分でもビックリするぐらいのタイミングで「ひょいと顔を出す」
もんだから...
月に二回ぐらいは今でも大事(おおごと)になっている。
こんな歳になっても。
ただ...これでも...以前よりは...減っているのだ。
だから...以前よりは...マシな日常にもなっているのだろうけど...
もっと早くに気が付いていれば...
やたら「失敗」の多かった”過去”は...もう少しマシな人生だったんだろう。