小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

玉葱のように醜い(玉葱には失礼)

 

 

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単純明快な表現にするために...

「醜い」

なんて書いてはいるけど”容姿”のことじゃない(笑)

ま、”容姿”も醜いかもしれないんだが...

 

”サマ”と言った方が表現としては適切か?

 

案外幼い頃から気が付いてはいた。

自分の中に”醜い部分”があることを。

言葉で言うなら...

卑怯、姑息、誤魔化し、吹聴、立ち回り....

 

多分...子供の割には...上手に使える方だったと思う。

いくつもの”場面”をその手腕で切り抜け、あたかも...

「やれば出来る子」

を演出してきた。

 

「嘘も方便」じゃないが...それでの”成功”を重ねることと、それに連れての評価を重ねることで...

自分自身をも

「やれば出来る子」だと説得してきたと...思う。

 

が、知っている。

本人は。

「やったことがない」ことを。

 

だから...その場面が近づくと...

妙に焦るのだ。

妙に急ぐのだ。

「早く過ぎてしまうように」と。

 

知っていた。自分は。

でも、自分のそんな”醜さ”には気が付いていないかのように振舞ってきた。

 

「恰好悪い」

 

ので。

 


入り口は...

”焦っている”サマなのだ。

”急いでいる”サマなのだ。

焦り、急いでいるのに、気が付いてくれなかったり、協力してくれなかったりする周囲に対する”怒り”のサマなのだ。

 

「昔から」あった。

が、「みっともないな...」と考えるようになったのは...21年前に走り始めてから...ボチボチと...

そして...ボケ始めた父親が、自分のそんなサマとウリ二つであることに気が付いた最近は...

「削ぎ落したい」から

「削ぎ落さなければ」に。

 

自分のルーティーンは「何かになる」ためではなく、この「醜さ」を消すためのものかもしれない。

 

毎週毎週掃除しているのだ。

「醜い」自分を。

 

毎週毎週掃除していてもまだ「醜い」ので(笑)