小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

灸を据えられる

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バブルの崩壊も、リーマンショックも、商売人の自分にとっちゃあ「重大な出来事」だったんだけれども...

それはまあ...欲深い者達への罰...のような意味合いもあり、残酷さは少なかったように思う。

 

むしろ...

東北大震災とコロナとプーチンの影響の方が深刻な気がする。

あまりにも無害で善良無垢な人々を苦しめる事態なので。

 

大して大きな望みじゃない。

本当にささやかな小さな各自のお花畑が...思い切り踏み潰された。

やり直そうと思う気力さえも砕けるほどに。

そんな人をたくさん増やしているように思う。

共感疲労とか言うらしい。

 

時代の転換なのか?

バブル崩壊以前の乱痴気バカ騒ぎを謳歌した自分には信じられない未来の到来だ。

 

コロナを除いては遠い場所での悲惨な出来事であろうし

自分も善良無垢にはほど遠く、無害ではないことも自覚するので、影響は少ないと思っているけど...

いつしか高望みは断たれ、「等身大」が思考の基本のようになった。

いや「”等身大”以上に考えることが出来ない」というか...

「”等身大”まででも精一杯」

ということを思い知らされることが多い。

 

灸を据えられている感覚だ。

 

ま、ある意味...「それ以上」を考える必要がなくなったのは...

皮肉にも時間の節約になっているのだろうけど...