小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

焦りの中断

 

 


”書くことの効能”は他にもある

 


親父を見ていてもわかる。

焦りやすい気質だ。

 


”せっかち”と表現する人も居るがそれとは違うと思う。

のんびりしている時も少なくない。

いやむしろ、自らいつも急ごうとするほど勤勉じゃない。

何もないのならのんびりしていたい方だ。

 


なのに...

一旦気がついてしまうと....

....もう焦っている。

 


少し立ち止まって考えてみれば....

そんなに急ぐこともないはずなのに...

いやいや、むしろ慌てて行動するよりも、2、3日様子を見た方がよさそうなことまで....

急いで行動を始め

急いで結果を見ようとしてしまう。

 


そして実は正反対の方向に事を進めていたことに気がついて.....

真逆にUターン.....

というみっともないことをどれだけ繰り返し、どれだけ信頼を失ってきたのか?うちの親父は....

 


を言えないぐらいに自分もそうしてきた。

 


誰かにせかされている。

ならまだわかる。

誰にもせかされていないのに。

急がなきゃ間に合わないかのように。

チケットが売り切れてしまうんじゃないかのように。

自ら焦っていくのだ。

 


「良い方向」である時には....

「ノっている」などと評されることもあるのかもしれない。

が、「悪い方向」に向かっている時にノってしまっていてはシャレにもならない。

 


あたかも...

事を進めることよりも

”焦ること”が目標であるかのように忠実に”焦っていく”のだ。

 

 

焦って

急いで

慌てて

失敗する

未熟なまま答えを出してしまう

 


散々見てきた「愚かな行為」に嫌気がさし、見下し、嫌悪しているというのに....

再生画像か?というぐらい実践してしまっている。

 


焦っている最中は....書くことさえ面倒臭く感じるほどに急いでいたりする。

いわゆる「居ても立っても居られない」からなんだろう。

あっ、そうか。

 


であるなら....「とりあえず書いてみようか」

無駄であろうとなかろうと、とりあえず「書く体制にして座ってみようか」

そうすれば....

一旦だけでも焦りを中断できないだろうか?

 


余談だけれども....

法律関係の勉強をしている際の

中断、停止というところで思いついたワザだったりする。

その際の中断とは意味が違うんだけど....

 


この効果がどれほどなのか?なかなか自分ではわからない。

が、「焦っている自分」の感知には以前よりも敏感にはなっていると思う。

ということは多分

謝った「お手付き」

やら

「勇み足」

は減らせているんじゃないかと

都合良く考えている。