小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

未来を変える体操

 

 


「反省してみること」初心者となった20年前からの第一期は

「なーんだ全部自分のせいだったのか?」

だ。

 


これは悪くない。

実に清々しい。

人への恨みも妬みも嫉みも消えてしまう。

まあ、気持ちの良い思考だろうし、人への危害も減る。

 


もう少し深く考えるようになった第二期が15年前ぐらいからか?

「”今”だからわかるようになった反省後の”やり方”でやり直したらばどうだったんだろうゲーム」

に流行が移っていった。

 


そりゃあ....うまく行く。

反省点も、結果も、その後の経緯も....全て”知って”の思考なのだから....

うまく行かないはずがない。

 


だけど....なんと言っても”過去のこと”なのだから....

どれだけ努力して考えてみたところで....

過去は何も変わらない。

いくら今の時点で反省していても....

”汚点”は人の脳裏にしっかりと刻まれている。

 


そんなところから10年ぐらい前から始まったのが第三期「未来を変える運動」だ。

いや、少し大袈裟なので「未来を変える体操」か。

「誰がいけない」のかもわかってきた。

「どうすべきだったか」も考えるようになってきた。

「過去での検証」も試してきた。

でも、それだけでは未来を変えるのに力不足。

 


ということで....

「反省を未来に生かす」

 


って書くと格好良いんだが....長い月日に渡って、「したこともないこと」なので、どうすれば良いのか?はよくわからない。

で、始めたのが....かつては馬鹿にしていた「細かな日常の工夫」。

 


スポーツもそう。

いきなり試合じゃ勝てるものも勝てない。

まずは練習。

いや、練習にも参加出来そうにもない初心者は....普通は”体操”からだ。

 


そう。

人生遅きにしてようやく

「反省を生かして未来を変える体操」

が日常生活に登場してきたということ。

 


もちろん準備体操だけで食っていけるほど甘い社会ではないので...仕事や将来の準備と並行して。

いや....仕事や将来の準備すらその準備体操は変えていると思う。