小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

やっぱり垂れ流しはいけない

 

 


平時は...冷静に父親を嫌っているので、同じ轍は踏まないように出来ていると思う。

 

問題はパニックやピンチの時だ。

いわゆるDNAが飛び出てきてしまう。

いや、少なくとも”飛び出てしまっている状態”に気が付く。

 

もうい歳なので、そんなにもパニクってはいないが...

でも、やっぱりパニックはパニックなので、冷静に具体的な手段を辿っている....

 

とりあえず...そんな時はともかく...

「蓋をしなきゃ」

と、今はするようにしている。

 

もののけ姫でいうならば....アシタカのアザが暴れだしているときか?

スターウォーズで言うならば...挑発にのって怒りが爆発しそうになる時か

 

そんなに立派な場面じゃないけれど...

 

ともかく蓋をしようとする。

蓋をしてどうしようか?

なんてところまでは...今のところまだ考える力がないようだ。

 

ともかく蓋はしよう。したい。

 

蓋もせず...に爆発して、垂れ流し状態だった頃に比べるならば...

多分、これでもうんとマシなんだろう。

 

いまだに「蓋の必要性」が理解出来ず...”垂れ流し状態”になっている父親を見ると....

「だから...やればやるほど...努力と真逆の結果になってしまうんだ」

ということがリアルな現象としてよくわかる。

 

誰も悪くない。

気付こうとしなかった...

聞き入れなかった....

変わろうとしなかった...

”自分”が悪いだけなのだ。

 

「俺も」

同じようにそこを目指すなら...

人間は世代を重ねても進化しないことになってしまう。

 

それは許されないだろう。

自然の摂理に反しているし....

ここまで進歩させてくれた先人達に申し訳ない。

 

せめてもの貢献として....

俺は父親からのDNAに「ブレーキ」と言うものを書き加える役目があるようだ。