父親は「普通」を嫌がる。
「普通」を「並」「平凡」だと思っている。
だから自分の評価が「普通」であることを嫌う。
じゃあ「普通じゃないもの」は何なのか?
父親は多分....「特別」とか...良い意味でも「普通より上」を想像していると思う。
が「普通じゃないもの」には「異常」もあるわけだ。
だから父親の行動は,見ていて気持ち悪くなるほど異常なのだろう...
「普通じゃない」行動をあえて選び、あえて「見てもらおう」としているので。
「ふりだし」に戻って思い出してみるならば...
多分...私もそういうところがたくさんあったと思う。
いや、少なくとも...まだ、そんな素質を内包していると思う。
まずいのは...「普通」を低俗なものだと決めつけてしまう”習慣”だ。
正直言ってこの父子は”がさつ”だ。
いや、自分自身が”がさつ”だとは思っていない時点で、”がさつさ”が離れない。
ヨソの家庭から参入してきた嫁はたいそう驚いたことだろう...
いや、今でも言わないままに....驚いていることは山ほどありそうだ。
なんせ...当初は嫁の方が”がさつ”だと思っていたぐらいに....自分の程度を知らないのだから...
私も、父親も。
”がさつ”って...
”素朴”ってことじゃなく....
行動が「やりっぱなし」の様なんだろうけど...
その根底は...
”感情も垂れ流しのまま”にしている習性が出てしまっている様子なんだろう....
「自分のことで目一杯」
「”周囲に気を使っている”という自分に気を使っているだけ」
そういうことなんだろう。
そういうことにしておこう。