まさかの親が子に甘えている?
十分に"甘え"を消化出来ずに大人になってしまった人は...
表面では随分と大人ぶっていても....「赤ん坊のまま」
大人になっているらしい。
いや、内面が「赤ん坊のまま」だから...余計に大人ぶり、威張りたがる人が多いとのこと。
面白くない。
うまくいかない。
不快だ。
そんな時に赤ん坊なら泣き喚く。
いい年こいてさすがに泣き喚くことには躊躇するだろう。
だから...自分の思う通りにならない鬱憤を他の方法で晴らそうとする。
身近に甘えられる人間が居なくなるような年齢ともなると....
”配偶者”や”子ども”が絶好のターゲットになる。らしい。
幼少の頃なの子供なんて特に疑うこともなく何でも言うことを聞く。
子にとっちゃあ親は唯一の信頼できる相手なのだから。
それを無意識のうちに逆手にとって...甘え始める。
抵抗もしなければ、不機嫌になることもないので...
人の陰口や妬み嫉みの噂話まで、本来は子供のことを考えるなら...聞かせちゃいけない話まで...「話したくなる相手」として育ててしまう。
親の相手として親が満足する子に育つ。
あたかも親のお母さんのような子として....
親の機嫌や感情を汲み取ってくれる子に育つ。
いわゆる....親から見た時には...
いつでも自分のことを気にしてくれる子に育つ。
ある意味....
大人になってまで持ち続けている”甘え”をそこで消化するわけだ。
が、子は子だ。
やがて成長し、自我も目覚める。
他人との交流も増え...大人...なのかな?と親の姿勢に疑問を抱くようにもなる。
さらには、子は親の子であって親の親ではないのだから....もともとに無理な感情関係なのだ。
すればいつまでも機嫌よく相槌を打つ存在には違和感を感じるようにもなるだろう。
そこで距離を置くような表情でも見せるならば...
甘え場所を失いそうになって初めて発狂したように怒り狂い嘆く親を見てビックリする。
普通の親はそうではないらしい。
自分に不出来な部分やら不十分な部分があるのなら....
「自分の子はせめてそんな人間にならないように」と配慮するものなんだろうけど....
”甘えの気持ち”を消化出来ずに憎しみとして内包してしまった親は....
自分の子供にまで「自分と同じ不安や寂しさを共有するように」求めてしまうとのことらしい。
つまり....
「私も苦しいのだからお前も苦しめよ」と。
愛されて来なかった自信の無さから来る...
いつでも不安を抱えていることへの憎しみらしい。
かなり省略しているので、わかりづらいと思うけれども....
何十冊読んでも異論はなく。
全て納得した。
前にも言ったが...
私の家庭を観察でもしていたのか?と。
加藤先生曰く....
「”憎しみ”が寂しさを装っておびき寄せている様」
らしいので、そりゃあ断ち切るべきだ。
となってみたらば加藤先生の言うように
あれだけ高飛車だった親が....執拗にしがみつくこと....
その様は実の子ながら気持ち悪くなるほどだ。