小舟からⅡ

小舟から...鉄の斧...緊箍児...そして...小舟からⅡ

ちょうど良いサイズ

 

もう10日も経つのだけれども...

初期症状の割には...治りが悪い。

歳ってこともあるんだろう。

 

先回も書いたが...自分にとっての「ギックリ腰」はコロナ感染などとは全く違う...と思っている。

真面目な日本人はコロナでさえ「気を付ければ」ならないはずだ...のように頑張ってきたけれども...(それはそれで立派!)

”ギックリ腰”はならないように気を付ければ...それこそ随分と防げるはず、なのだ。

あれだけ激しいトレーニングを積んでいる大谷君がならないのが良い証拠。

 

ギックリ腰なのに...

この季節はどんだけでも生えてくるので庭の手入れがサボれない。

まさしく「ギックリ腰なんかになってしまった不注意への仕打ち」なのだ。

 

こうなってみるとわかる。

「もっと広い家を」

「もっと広い庭を」

若い時はそう渇望した。

 

「もっと広かったらどうなっていた」ことか....(笑)

 

いろいろなことが...

そうなんだろうと思う。

 

もっと難易度の高い大学だったら...

もっと高い年収だったら...

もっとスポーツが出来ていたら...

もっと...もっと...もっと...

 

そんなこと今更考えたところで...どうしようもない(笑)のだ。

 

「もっと」「もっと」ともがき苦しんでいた”独身の頃”をフト思い出していた。

波が無いとやることなかった休日は、ゆっくり起きて昼からギョーザにベトコンラーメン食べるのが習慣だった。

もちろんタバコを吸いながら...

 

「もっと」「もっと」と欲ばっか深かった(目標が高かった?とも言う?)ので...「やること」なかったはずがない。

「もっと」を実現させるためには...「やること」山ほどあった...はずなのだ...

 

「もっと」ばかりが見えていた。

その前の「小さな階段一つずつ」は見えていなかったのだろう。

 

今はもう「もっと」は考えられなくなったのかな?(笑)

それもなんだか寂しいけれども...

その前の「小さな階段一つずつ」は残骸のように残っていて...

昼からビールなんて飲んでる暇がない(笑)

 

そうなってみると...

案外身の回りにあるモノは...

「ちょうど良いサイズ」

だったりして...

 

と思うギックリ腰の今日この頃なのだ(笑)